4ステップ

勉強に限らずだと思いますが、人が成長するプロセスは次の通りだと思います。

 

①知らん

②分からん

③分かる

④できる

 

ザックリと分ければ以上の4段階ではないでしょうか。

(高校数学教科書の4ステップの話ではありません!)

 

少し説明を加えますと、

①知らん

というのは、そもそも興味関心が無い段階です。

勉強でいえば「欠点じゃないからいいやん」がこの状態だと思います。

今の自分がその先のステップにどう繋がっているのか、その事にすらあまり関心が無い。

とりあえず周囲との感覚だけで物事を捉える。はみ出ていなければそれでオッケー。

この段階の人間は塾や予備校に行ってもおそらくお金が無駄になってしまう公算大であります。

そして、このまま社会人になればろくにメシも食えない大人になってしまう可能性も、

これまた十分に秘めているかと思います。

(おそらく10年も経たずに「日本国内で」他国の人材と競争しなければなりません。生き残っていくことも非常に難しい世の中になります。その話はまた別の機会に。)

②分からん

これはまだ関心があるだけ①よりはマシです。

この状態であれば何とか改善できる余地があります。

本人の意志と適切なリードがあればグッと伸びるかもしれません。

ここからがいわゆる先生と呼ばれる人間の腕の見せ所でしょう。

(もちろん分からん程度にもよりますよ・・・)

③分かる

実はこの段階が最もやっかいだと私は思っています。

スムーズに④に移行できれば良いのですが、実にここで留まる人間が多い!

この段階の子は先生の説明や教科書内容は取りあえず理解できる。

ただし、自分でスラスラ解ける程にはマスターしていない。

要は練習が圧倒的に不足しているのです。

野球に例えるとバットの握り方やルールは解説書で理解しているが、試合には出たことが無いという

ほぼ未経験の状態です。

いわゆる「頭でっかち状態」なのです。

しかし、勉強に関してはなぜか「頭でっかち状態」でオッケー!もう大丈夫!という理屈がまかり通ってしまう不思議さがあります。

余談ですが○○式や△△流勉強法などは頭でっかちを量産してしまう最たるものだと思います。

(イチローの練習法を知って真似すれば誰でもイチローになれるのか!という話です)

とにかく、このタイプは中途半端に理解できるだけに何事も舐めてかかってしまう。

そして身に付いていないものだから当然結果は良くない。

しかし誰かに対して素直に教えを乞う事もできない。

斜に構えた人間はこの状態であるが非常に多いです。

(大人になって会社の愚痴を延々と赤ちょうちんで垂れ流すタイプの人間です・・・)

人間、20歳までに本質的な部分は形作られると思います。

今のままではヤバい!と自覚するならさっさと④に移行しましょう。

④できる

これはもう十分な状態でしょう。

物事を理解した上でしっかりと自分のモノにするべく努力している。

どの程度努力すれば自分の身につくのかも理解している。

当人は当たり前の感覚ですから当然、周囲に威張る事もなく粛々と自己研鑽に努めるタイプ。

最も成功する人間ではないでしょうか。

(私もこうれであれればと思いますが中々自分の事は難しいものです・・・)

 

中高生は自分がどの段階にいるのか客観的に見てみてはいかがでしょうか。

保護者の方はお子さんがどの段階にあるのか、普段の所作から一目瞭然だと思います。

 

塾や予備校というのは本来、生徒が現時点でどの段階にいるのかを適時見定めて、

その状態に応じた指導を臨機応変にすべきものです。(学校じゃないんですから)

大部屋で授業を垂れ流したり、未経験の大学生が教えているだけで成績など伸びるはずもありません。

教室内に20席以上ある塾や予備校に通われている方は、そこの先生方が上記の様な観点をお持ちなのか

またきちんと判断できているのか。重々気を付ける必要があります。

(どういう点を見れば塾の良さ悪さが分かるのか、もし良ければお教えします)

ただ単に分からない部分の授業を受けたいだけなら、

このご時世youtubeに優秀な大学生たちが分かりやすい動画をアップしてくれています。

 

そうではない、目には見えにくい本質的な部分にこそ拘っていくべきだと私は思います。

 

2015年12月28日