ジタバタの先に・・・

受験真っ只中です。
特に受験シーズンに限りませんが、

人間関係や進路に迷いに迷って疲れ果てた、

賢い高校生にはごくごく稀に紹介します。

 

草枕 夏目漱石

 

山路をのぼりながら、こう考えた。

智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、安い処へ引っ越したくなる。

どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて画ができる。

人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。

やはり向こう三軒両隣にチラチラするただの人である。

ただの人が作った世が住みにくいからとて越す国はあるまい。

あれば人でなしの国へ行くばかりだ。

人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。

越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい処をどれほどかくつろげて、

束の間の命を束の間でも住みよくせねばならぬ。

 

 

日清日露戦争時代であっても現代人と抱える悩みはそう変わらないもんだと知らされます。

悩んで、もがいて、逃げて、目を逸らして、誰かのせいにして、

一通りの言い訳をし終わった後に、

自分を取り巻く環境を全ていったん「受け入れる」

その後に解決策が初めて生まれてくるという事なのでしょう。

「ジタバタしてもしゃーないな」

という境地までジタバタすれば次のステージが必ず見えてきます。

現受験生はそろそろその境地を味わい始めている頃に感じます。

 

新受験生諸君!

とりあえず秋口までは一緒にジタバタしましょう!

2017年02月03日