必ず伸びる秘訣

昨日のテスト前の高3生とのやりとり

高「先生~タブレット貸して」

私「いいよー。何見んの?」

高「調べたいもんがあるねん」

 

自習ブースに戻ってカリカリと調べながら勉強してます。

何をそんな必死に調べているのか聞いてみると

高「物理のコンデンサーの誘電率εが分からんねん」

私「それやったらこの参考書に公式と使い方書いてあるで」と手渡す

高「違うねん。公式はええねん。誘電率って誘電分極のしやすさやろ?なんで誘電分極しやすい状況が生まれるのかイメージでけへん」

 

確かに参考書や教科書には《誘電率とはこういうものです》という言葉の説明はざっくりと書いてありますが、あとは公式の組み合わせや例題、使い方ばかりが普通は載っていてます。

私が高校生の時はお恥ずかしい話ですが「コンデンサーは電気の駐車場みたいなもんや」ぐらいの認識しかありませんでした。

 

やはり伸びる人間というのは

自分の理解を常に疑っている

自分は理解できると信じている

という2つの性質があるということを再認識させられました。

 

その後、ようやく理解に至ったらしく10分ほど説明してもらいました。

なるほどよく解る説明です。10年以上物理とはかけ離れていた人間にも分かる説明。

きっと本人は今後、公式で迷うことなど無いでしょう。これぞ身に付ける学習です。

そして、一連の流れを横で見ていた高校2年生の子が何かを感じ取ってくれていた様子がなによりです。

 

正直、このレベルの学習状況の生徒になると映像であれライブであれ「授業」なんてものは生徒の貴重な時間を拘束するだけのものでしかありません。すればするほど邪魔になるものだとさえ思っています。

結局は賢くなる瞬間というのは「孤独」に自分自身と向き合っている時だけです。

そして、私の役割は少しでもその瞬間を継続できるように「サポート」することでしかないと思います。

(しかしこの事実を生徒・保護者へ正しく伝えることは、塾の人間として非常に難しい点でもあります)

この塾が圧倒的に成績を伸ばす場所になるとき、きっと私はジュースやお菓子を配るカフェのマスターのような存在に徹していることでしょう。

 

この伸びる人間の方程式を見つけたのは、昔とある格闘技団体の支部責任者をしていた時のことです。

長くなるのでその話はまた次回にでも書こうと思います。

2015年12月09日